毎年この季節になると私の頭を悩ませるものの一つが「年賀状」である。
年賀状は、お正月の楽しみ。
子どもの頃から、お正月は「早く郵便屋さん来ないかなぁ〜」と心待ちにしている。
年賀状でなかなか会えない友人、知人の子どもの成長を感じたり、引っ越しや転職など、近況を知ることができる。
その一方で、近年SNSがあるので年賀状じまいにするという友人もいる。
年賀状の画像を作成して、正月に投稿している友人のSNSを見た時、「コレいい!」と感動した。
そういうのを見ると、「私も…」と思うのだが、これがまた簡単にはいかないのは私だけだろうか?
毎年、年末に頭を悩ませる年賀状問題に決着をつけるべく、考えてみた。
その結果、『枚数を減らし、最低限の相手にだけ出す』ことにした。
我が家の年賀状事情
我が家は毎年、年賀状を出している。
年賀状の相手は、関東で暮らしていた頃の主人の会社の同僚や友人、私の友人、そして親類など。
でも、よくよく考えたら、正月に会って新年の挨拶をしている親族にも出すというのは変な気もしてきた。だから近年、お正月に直接会う親類は出さなくなった。
そんなこんなで、結局今は30枚程度に落ち着いている。
最初は、ネット上の年賀状サイトで気に入ったデザインにスマホで撮った写真を組み合わせて、自宅で印刷していた。
自分で作成・印刷する年賀状はとにかく時間と手間がかかる。
住所録を見ながら一番新しく頂いた年賀状の住所と変更がないか確認。
引っ越した人の住所は入れ直し、新しく出す人は入力し、間違いないか確認。
印刷したら、ズレや汚れてないか確認。
こんな風に時間と手間がかかる上にインク代がバカにならない。
ついでに、私の元気も吸い取られて、出来上がった頃には疲れ果てる年末の大仕事の一つだった。
しかし近年はずっと『おたより本舗』さんにお世話になっている。
そうなったきっかけは、3年前に祖母がなくなった時に、喪中ハガキを注文するのに会員登録したから。
『おたより本舗』さんは、注文してから届くまでがめちゃくちゃ早い!!
そのことを忘れて今年も注文したら、注文の翌日には出荷され、出荷の翌日には手元に届いた。
ビックリだ。年末に時間と手間をかけていたのは何だったのか?と思うほど。
もちろんお金はかかるけれど、早期割引と会員の継続年数を合わせて割引が適用されてお得だった。
住所録も残るので、引っ越しで住所変更があった人以外、入力する手間も要らない。
こんなに楽ちんで年賀状の準備が終わると「全部印刷を頼むと高いに違いない!」と勝手に思い込んでいた自分がバカだったと今は思う。
自分で作成・印刷する手間と時間とインク代を考えたら、ずっと安いと思う。
年賀状終いが難しい理由
①夫婦で共通の友人・知人がいること
年賀状終いが難しい理由の一つは、夫婦で共通の友人・知人がいること。
私が年賀状を終わりにしたいと思っても、夫が続ける姿勢を見せれば終わりには出来ない。
意見が一致しない限り年賀状じまいは不可能。
②遠方にいる親類が年賀状を楽しみにしている
遠方の親類が、子どもたちの写真が載った年賀状を楽しみにしてくれている。
年配でSNSなどやらない伯父(叔父)や伯母(叔母)が楽しみしていると思うと、年賀状じまいしにくい。
③年賀状が届くと返さないいけない気持ちになる
これは、気持ちの問題なんだとは思うけれども、これが一番厄介かもしれない。
というのも、お正月に年賀状が届くと自分も返さないと失礼なのではないか?という気持ちになってしまうのは私だけ?
実は送り主も同じことを考えて出してくれているかもしれないと思うと、自分が先に「年賀状じまい」と言った方がお互い楽になれるのでは?とも思うがなかなか言えない。
痛い!郵便料金の値上げ
この10月から郵便料金が値上げされた。
今まで63円だったのが85円になった。
この値上げはめちゃくちゃお財布に影響が大きい。
これはもう、年賀状じまいにする人が増加するに違いないと思った。
自分も完全に年賀状じまいに…とも考えた。
でも、やっぱりスッパリ止めるというのは、いろんな思いが絡み合って難しい。
なので、今回は今年のお正月に年賀状をくださった方には出す事にした。
やっぱり、頂いた方には返さないと気持ちが落ち着かない。
実は去年は主人の必要な分だけ購入し、自分の友人や知人には出さなかった。
しかし、友人からは変わらず届き、年賀状じまいにするとも何とも告げずに出さなかったので、
申し訳ない気持ちになったのだ。
そんな訳で、前回の気持ちの落ち着かなさを踏まえて、精神安定のためにも私は出す方を選んだ。
そして、年賀状だけの付き合いになっている人には年賀状じまいにさせてもらう事を来年の年賀状に手書きする予定だ。
こうして、少しずつ出す人を減らしていこう作戦。
余談だが、先日TVで年賀状じまいの話が出ていて言っていた。
年賀状じまいにするときは、
「今年で年賀状じまいにさせていただきますが、今後とも変わらぬお付き合いをお願い致します」
と、関係を良好に保つための一言が大事とのこと。
そして、SNSやメールなど近況を伝える他の手段を伝えることも有効とのこと。
コレには、なるほど!と納得したし、参考になった。
私も個人のInstagramのQRコードを小さく貼ってみようか?なんて考えている。
まとめ
子どもの頃から楽しみにしている年賀状。
郵便料金の値上げで、年賀状じまいにする人も多いのではないかと思う。
私もそう考える一人だ。
だけど、人間関係やその他諸々のことを考えるとスッパリ止めるということは、なかなか難しい。
だから、「枚数を減らし、最低限の相手にだけ出す」ことにしようと思う。
年賀状じまいにする相手には、年賀状以外の連絡手段やSNSを伝えることを忘れずに。
日本の文化を味わうお正月の楽しみ「年賀状」は、段々と役割も意味も変わっていくのかもしれない。
我が子が大人になるまで残ってるのかなぁ〜年賀状。
コメント