軽度のADHDを持つ私は、日々、自分の特性と向き合いながら暮らしています。
「忘れんぼ」をテーマに書いた前回の記事に続き、今回は第2弾。
👉前回の記事がまだの方はコチラ
【ADHD特性と付き合う①】忘れんぼは工夫でカバー!私の対処法あれこれ
私が日常の中でよく悩まされる “フラッシュバック” に、どう対処しているかをお話しします。
私に「フラッシュバック」が起きたときは…
発達障害のある方の中には、フラッシュバックを経験する人も少なくないと思います。
私自身にもあり、長男の天ちゃんにも、その傾向が見られることがあります。
フラッシュバックとはーー
過去の嫌な記憶が、まるで“今この瞬間”に起きているかのように鮮明によみがえってしまう現象。
繰り返し押し寄せるその感覚は、心も体も消耗させてしまいます。
私の場合、フラッシュバックが起こると…
- 心臓がバクバクする
- 胸が苦しくなる
- 体が小さく震える
といった症状が現れます。
そして何より厄介なのは、「いつ起こるか分からない」ということ。
特に、疲れがたまっているときに出やすいように感じています。
ねこやま的フラッシュバック対処法
フラッシュバックが起きたとき、あなたはどうしていますか?
私の場合はーー
まずは「深呼吸」。
そして、自分に声をかけます。
「大丈夫。これはもう過ぎたこと。今起きたことじゃない。忘れてもいいこと。」
そう自分に言い聞かせながら、しばらく安静に。
もしくは「今ここ」に意識を戻す工夫をします。
たとえば…
• 好きな音楽を聴く
• 温かい飲み物をゆっくり飲む
そんな小さなことでも、心が少し落ち着いていきます。
これは、一人でいるときの対処法。
ただ、フラッシュバックの厄介なところは「いつ起きるか分からない」ところ。
誰かと一緒にいるときにも突然やってきます。
その場合も、まずは一人のときと同じように深呼吸と声かけを。
そして「今やるべきこと」に意識を向けるようにします。
特に子どもと一緒にいるときは、こちらの事情などおかまいなし。
待ったなしで現実に引き戻してくれるので、逆に助けられることもあります。
もし一緒にいるのが家族や親しい友人など、安心して話せる相手なら、気持ちを言葉にして伝えることもあります。
でも、こうして振り返ってみると…
やっぱり「自分一人で対処」していることがほとんどですね。
日頃からグラウンディングの練習をしてみよう
「グラウンディング」というセルフケアをご存じですか?
グラウンディングとはーー
「今ここ」に意識を戻して、心を安定させること。
👉詳しく知りたい方はこちら→【ひだまりこころクリニック】
私が初めて知ったのは大学生のとき。
心理学を専攻していて、授業で先生の声に導かれながら体感したのを覚えています。
地に足をしっかりつけて、自分の力で立っている感覚。
そのときの安心感は、今でも鮮明です。
大学で学んだことの中で、今も生活に役立っているもの。
それが「グラウンディング」かもしれません。
この方法を知っていたからこそ、私はフラッシュバックへの対処に使うことができました。
フラッシュバックの特性がある方は、日頃からときどき練習してみるといいと思います。
もちろん「瞑想」や「マインドフルネス」でも◎
大事なのは「今ここ」に意識を戻す習慣をつけること。
そして何よりーー
もし症状が強くてつらいときは、一人で抱え込まず病院で相談してください。
自分でなんとかできることには限界があります。
無理をせず、早めの受診をおすすめします。
まとめ:今を生きよう!
「フラッシュバック」は発達障害の特性として起きやすいもの。
でも実際に体験すると、とてもつらく、苦しいですよね。
私の場合は、自分なりの対処法を身につけることで、なんとかやり過ごせるようになってきました。
そこで感じたこと。
大事にしたいのは「今を生きる」ということです。
つらい記憶がよみがえるのは苦しいけれど、それを抱えながらも、あなたは今を生きている。
それって本当にすごいこと。素晴らしいこと。
だからこそ、この「今」という時間を大切にしてほしいのです。
「今」が楽しいものであれば、それは「未来」につながり、やがて「幸せな過去」として積み重なっていきます。
この記事にたどり着いてくれたあなたの傷が、少しでも癒えますように。
そして、一つでも多くの幸せな思い出が増えていきますように。
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