秋なのにかき氷!?我が家のかき氷事件簿|天ちゃんの大癇癪と糸ピンス

いちごの韓国かき氷(ピンス) わたしと子どもの時間
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こんにちは、ねこやまです。

朝晩が涼しくなり、だんだん秋が深まりつつある今日この頃。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

涼しくなってきた今頃になって、我が家で「かき氷」を巡る事件が発生!

それは、9月になって近所に韓国かき氷「糸ピンス」のキッチンカーが出店するようになったことが、事の始まりでした。

天ちゃんの食べ物に対する“こだわり”特性が発動!

それを止められたものだから、癇癪(かんしゃく)が止まらない(苦笑)

平日は学校のあとに療育、土曜日も療育(放課後等デイサービス、以下放デイ)と、週5日療育に通う天ちゃん。なかなかかき氷屋さんの出店日と予定が合いません。

天ちゃんのお休み+かき氷屋さんが出店してる日時で、行ける日に買いに行こうと約束。

それでも待ち遠しい、じれったい気持ちを抑えられない天ちゃんの癇癪の日々は続き・・・。

果たして、家で大暴れしてまで食べたい「かき氷」を天ちゃんは食べることが出来たのか?

よかったら最後までお付き合い頂けると嬉しいです。

近所の空き地に現れた“糸ピンス”のキッチンカー

事の始まりは、9月の中旬のこと。

私が15時に仕事を終えて、帰りに学童へ樹を迎えに行くとき、近所の通り沿いの空き地にキッチンカーが止まって何か販売していました。

旗が出ていて、そこには「韓国かき氷・糸ピンス」の文字。

「糸ピンス」ってなに?

調べてみると、韓国発祥の氷を使わないかき氷で、ミルクやフレーバー液を凍らせて糸のように細く削ってかき氷にしたものだそう。
ふわふわのかき氷で、食べたら雪のように溶けてなくなるんだとか。

冷え性でかき氷は夏でも全く食べない上に、世間の流行りを気にしなくなった40代女子は「糸ピンス」を全く知らず(笑)

このキッチンカーの出現が、我が家に嵐を巻き起こすことを、この時は想像もしませんでした。

病み上がりの「ダメ」と、大癇癪第1ラウンド

10月に入り、子どもたちは5日間の秋休みに入りました。

終業式の翌日のこと。

小さいときから、あまり病気をしなかった天ちゃんに珍しく風邪症状が。

“インフルエンザ流行ってるから、もらった?”と心配していると、その翌日には発熱。

その次の日には熱が下がって、病院へ連れて行きました。

検査の結果、インフルエンザではなく風邪とのこと。
でも、気管支炎になっていました。

そして、樹も天ちゃんの風邪をもらって発熱。

と、我が家の秋休みは風邪とともに去りました(笑)

そうして迎えた新学期。

事件は、始業式の翌日に起こったのです。

その日は、療育を休んで天ちゃんが歩いてお家まで帰る日でした。
お兄ちゃんが療育を休むならと、樹も学童へは行かず一足先に下校して帰宅。

80歳手前の同居の母(子どもたちのおばあちゃん)に、元気な二人の息子の放課後をお願いして私は仕事に行っていました。

祖母によると、天ちゃんは帰宅するなり泣きながら訴えたようです。

「おばあちゃん、キッチンカーのかき氷屋さんのかき氷が食べたい」

それを聞いたおばあちゃん、悩みました。
私(お母さん)が居ない時に、勝手に食べさせていいものか?
風邪がしっかり治ってないのに体が冷えるもの食べさせていいだろうか?
食べさせると言っても、一人では行かせられないし、かと言って樹を家に置いていくわけにもいかない。

悩んだ結果、天ちゃんに言いました。

「お母さん居ないし、病み上がりで体冷やさない方が良いから、かき氷はダメよ」

それを聞いた天ちゃん大爆発!!(笑)

大癇癪ラウンド1が始まりました。
日頃ダメと言われている高い台に登ったり、外に向かって近所に聞こえると危険人物と思われちゃいそうなココには書けないような暴言を大声で叫び散らして大騒動。

おばあちゃん、困り果てました。

その結果、「お母さんにLINEして聞いてあげるから落ち着いて〜」の言葉をかけて、私にLINEで事の次第を送りました。

そして「お母さんに今LINEで聞いてるよ」の言葉掛けで、なんとか落ち着いたようです。


LINEの見逃しと、初めてのひとりお買い物

そんなことはつゆ知らず、仕事を15時に終えて買い物をして、車を運転していた私は、全くおばあちゃんからのLINEに気が付かず(笑)。

16時ちょっと過ぎに帰宅した私を待っていたのは、2人の孫の世話で疲労困憊のおばあちゃんと、かき氷が食べられるのか早く答えが知りたい天ちゃん。


家に入るなり、「かき氷・・・」と話が始まり、何のことやらの私。

事の次第を一通り聞かされ、

「大癇癪起こすほど食べたいのなら、食べたら?でも、かき氷は溶けるから持ち帰りは出来ないよ。だから、お店の前で食べないといけないよ。」と私が言うと、おばあちゃんにお金をもらって走り出した天ちゃん。

今まで一人で買い物に行ったことなんてないし、一緒に行ってもレジでドキドキして何度も「このお金で足りる?」とか不安な様子を見せる天ちゃんが、「一人で大丈夫?」と声を掛ける間もなく走って行ってしまいました。

この時、天ちゃんは不安より自分の気持ちのほうが勝ったら、なんとかなる子なのかも?全ては経験。
天ちゃんを信じて待つことにしました。

お店がない!大癇癪第2ラウンドと、コンビニの白い板チョコアイス

家で天ちゃんの帰りを待っていると、外で天ちゃんの走る足音と泣き声が聞こえ始め、だんだん近づいてきます。

玄関を開けて入ってくると同時に、大癇癪第2ラウンドのゴングが鳴りました(笑)

喜びに満ちあふれて走ってかき氷屋さんに向かうと、営業時間終了でキッチンカーが消えていたというのです。

調べてみると、営業時間は11:00〜16:00まで。

私がLINEにすぐ気がついて、すぐに行っていれば間に合ったのでしょうが、私が帰宅したのがそもそも16時過ぎ。
その時点でアウトだったんです(笑)

営業時間も知らずに行かせたものだから、喜び全開の天ちゃんが一気にガックリで、かき氷が食べたい気持ちの向かう場所がどこにもなく、終わったはずの癇癪がまた始まったというわけなんです。

またもや暴言や大暴れする天ちゃんへの代替策を考える母の私。

そこでダメ元で提案したのが、「アイスクリーム買いに行こう作戦」。

お店のようなかき氷は難しいけれど、コンビニやスーパーでアイスは買えるから、今日のところはアイスで我慢してくれない?と提案すると、見事に説得に成功!!

「コンビニとスーパーどっちがいい?」と選ばせるとコンビニを選択。

2人でコンビニへ行ってアイスを買いました。
そこには、夏の間ずっと天ちゃんがYouTubeで観て食べたがっていた白い板チョコアイスが!
天ちゃんは念願の白い板チョコアイスに目を輝かせ、大癇癪第2ラウンドが終わりました。

落ち着いた天ちゃんに、かき氷屋さんに行ける日を説明。
条件は、平日は放デイから17時に帰宅するから営業時間が終わってて行けない。
天ちゃんが何の予定もないお休みの日で、11:00〜16:00までの間なら行ける。
ちゃんと理解できたところで、この日のかき氷屋さんのお話はおしまいとなりました。

……のはずが、翌日もまだ続いていた(笑)

天ちゃんがかき氷屋さんへ行ける条件を説明して、話は終わったと思っていました。

が…

大癇癪の起きた翌日の夕方。放デイから送迎で17時過ぎに帰宅した天ちゃん。
あれ?なんだか、今日も機嫌が悪い。

玄関で送迎してくださった先生から今日の様子を伺ってみると、学校へお迎えに行って事業所へ向かう途中にかき氷屋さんを見つけて、「今からあのかき氷屋さんへ行って食べてくる!」と言ったかと思うと、「そんなことしちゃダメだね」と自分で言っていたそう。
つまり、かき氷屋さんへ行けないことがストレスで機嫌が悪い様子(苦笑)

そして、そのまた翌日は土曜日で、放デイから16時過ぎに帰宅。
帰ってくるなり、お金を持って走り出そうとしているところを、送迎の先生と玄関で話していて引き止めました(笑)
「天ちゃん、今日はもうお店終わってるよ。天ちゃんのお休みで何の予定もない日じゃないと行けないってお話したよね?」と。

どうにもこうにも気持ちが落ち着かない天ちゃん。
食べ物のことになると、特に納得できないと自分の中で消化不良を起こしてしまうんです。

実はこの土曜日の放デイのイベントは、以前参加予定だったのに急な家の用事で予定変更を余儀なくされ参加できなかった「シュウマイ作り」でした。
「シュウマイ作り」を放デイのお友達や先生とすることを楽しみにしていた天ちゃんは、なぜ「シュウマイ作り」に参加できなかったの?と家族に言い続けていました。
1年以上先生に「シュウマイ作り」やりたいと再度の開催を天ちゃんと私でお願いし続けて、やっと念願叶った日でした。

そんな天ちゃんだから、今の頭の中はかき氷でいっぱい。
とにかく、あのキッチンカーのかき氷を食べたい欲求で溢れているのです。
シュウマイでお腹一杯でも走りだそうとするなんて、かき氷への思い入れが本当に凄いと笑ってしまいました。


ついに糸ピンスとご対面

やっと予定のない日曜日がやってきました。
前日の夜、寝る前に天ちゃんと布団の中で話しました。

明日は、かき氷を食べに行けるよ。
11:00〜16:00まで営業してるみたいだけど、お昼ごはん前に食べるとお昼ごはん食べられなくなるから、お昼のあとに食べに行こうね!と。

天ちゃんはウキウキ上機嫌で眠りにつきました。

翌日の日曜日。

朝ごはんのあとから、「お母さんまだ?」と何度も訊く天ちゃん。
「まだまだ、お昼ごはんの後だよ」と私。

お昼ごはんのあとも今か今かとソワソワする天ちゃん(笑)。

結局、13時半くらいでいいんじゃないかと思っていたら、13時過ぎたら、数日前と同じようにお金を持って走って行きました。

嬉しそうに食べる顔を写真に撮ろうかと思ったのですが、やはり天ちゃんは一人で行って食べてくるの一点張りだったので、今回も邪魔せず、信じて待つことにしました。

出発してから30分くらいした頃、また天ちゃんの元気な足音が聞こえてきました。

今度は笑顔で「ただいま」という天ちゃん。

自分の中で満足したからなのか、こちらがどうだったんだろう?と思う気持ちは関係なく、何事もなかったかのように遊び始めました。

“えっ?どういうこと?感想は?”

親の心子知らずとでもいうのでしょうか?

さすがにこれだけ大騒ぎしてかき氷食べに行ったのに、感想を聞かないのは巻き込まれた家族が納得できない(笑)。

たまりかねて私が尋ねると、満面の笑みで「めちゃくちゃ美味しかった。お店の人がおしぼり要らない?って言うから、要らないって言って走ってきた」という一言で、おしまい(笑)

この瞬間、やっとこの騒動は本当に完結したのでした。

まとめ

天ちゃんは、小さい頃から食いしん坊で、痩せの大食いでした。
食べ物は大好きで、食べ物の名前や料理名はよく覚えました。
だから、プレゼントに「たべものずかん」を買ったほどです。

天ちゃんのお気に入りで、ボロボロになるまで眺めました。
我が家にあるのは旧版ですが、今は新しい版が出てるみたいです👇️


感覚過敏で味覚も繊細で、料理人向きなように感じてきました。

今回のかき氷事件で確信したのは、過去記事の「おはぎ事件簿」の時もそうだったように、天ちゃんはコレと思った食べ物に関しては絶対に諦めないで、細かいところまでこだわり続けるということ。

普段は、自閉スペクトラム症のわりには、こだわりは少ないように感じるし、弟の樹におやつを譲ることも多いんです。

でも、何か強くコレ!と思った食べ物に関しては、どこまでも諦められないようですね。

強くこだわる食べ物を前にすると、どうやら普段の不安感強めなところが負けて、願ったものが食べられる喜びが勝っちゃう。
それが、「一人ででも食べに行ってやる!」という強さに変化。
その結果、立派に一人でお買い物出来た天ちゃんだったのでした。

それと、かき氷を我慢出来たことを褒めたいと思いました。
“こうしたい”と思うことが、出来ないこと、やってはいけないことだと分かると、「これはしちゃダメだね」と自分でブレーキをかけられるようになってきた天ちゃん。学年が上がるにつれて、少しずつ育ってきた力です。

めちゃくちゃ食べたかったかき氷を何とか我慢して、やっと食べられた時の満面の笑み。
我慢した分だけ、きっと格別の味だったんだろうなと思います。


そんな天ちゃんの新しい一面に遭遇し、母として息子の成長に喜びを感じる出来事となりました。


次は一体、どんな食べ物にこだわりを見せるのでしょうか?
大体、いつも癇癪がセットでついてくるので戦々恐々の部分もありますが、この繰り返しが成長に繋がっているのだと信じて、楽しみに待ちたいと思います。

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