軽度ADHDワーママの転職成功体験

就労継続支援のイラスト 仕事のこと
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この記事を読んでくださる方の中には、発達障害の診断を受け、仕事に関して悩んでいる方、子どもが発達障害の診断を受け自分の働き方を考えている方もいるのではないでしょうか?

私も診断を受けた後、自分の働き方について悩みました。

診断を出してくれた医師の勧めもあって診断後の一年間、継続就労支援A型で利用者として働いていました。
前職でメンタルの調子を崩しかけていた事と発達障害の診断で分かった特性で、周囲に迷惑をかけずに働く事ができるのか不安もあったので、この選択は自分としては今でもいい選択だったと思います。
自分のことを理解し、ワークライフバランスを考える時間も取れました。

A型の利用者だった私は、現在、就労継続支援B型のパート職員で支援員として働いています。
バタバタの毎日だけど、充実感もあります。

軽度ADHDの私が、今の仕事に転職するまでを解説します。



継続就労支援A型で働いた一年

軽度のADHDの診断を受けてからの一年間、私は継続就労支援A型で利用者として働いていました。
A型で働きながら、自分の特性と向き合い、自分の日々の生活と向き合い、自分にとってベストな働き方は何かを考えていました。

本当は働かずに、一度立ち止まって考えるのもいいのかもしれません。
だけど、生活があるので収入がなくなるのは困ります。
なので、福祉施設で支援を受けつつ、ゆっくり走りながら考えるスタイルを選びました。

その一年で考えたこと


A型で働く一年の中で、考えたことは、次の転職で自分が譲れない条件でした。

* 家事・仕事・育児のバランスが無理なくできること
* 子どものことで休んでも理解してもらえること
* 朝の時間が慌てずに出勤でき、夕方も遅くまで拘束されないこと
* 子どもの休みに合わせて(土日祝)休めること

我が家は障害児育児で、長男は小学校に上がったばかり。
問題が起こることを想定すると、それで仕事を休むことを理解してもらいやすい環境が理想でした。
樹もまだ保育園の年少さんで、色んな病気をもらって休む事が想定されました。

天ちゃんが登校班で他のお友達と一緒に行かせたら、歩みが遅かったり、毎日の確認行動などで他の子に迷惑をかけました。
なので、朝は天ちゃんを学校まで一緒に歩いて登校させることにしました。

A型では施設外就労なので、そちらの会社のルールで出勤。
すると、朝は時間の余裕がなくバタバタでしんどかったので、もう少し時間の余裕がある方がいいなと感じました。
夕方も同じく、仕事の帰りに買い物や樹のお迎えはもちろん、子どもたちが寝る時間から逆算すると、あまりに遅い時間までの仕事は難しいと思いました。

子どもの休みに合わせて土日祝の休みじゃないと困るのは、説明不要ですね。

「自己理解」に出会う

では、自分に向いていて、条件をある程度叶える事ができる仕事は何かを考えました。

そのためには、自分のことをもっと掘り下げないといけません。
私は読書が趣味。そんな本を探しました。

それで出会ったのが別記事『転職で天職に巡り逢うためには「自己理解」が大事だった』で紹介した、

八木仁平著『世界一やさしい 「やりたいこと」の見つけかた」

でした。

やりたいことの見つけ方の本の写真



この本のワークをやるうちに自分の軸になるもの、価値観が分かってきました。

私は、人が好きで、人間観察するのも好き、とにかく「人のことを考えるのが好き」でした。
A型で働きながら、利用者ではなく福祉施設の職員として働くという道に興味が湧きました。
友人にもB型事業所の職員になった人がいて、仕事のことを聞く事ができました。
そうしているうちに、今の会社の求人に出会いました。

「人のことを考えるのが好き」✖️「価値観」✖️条件
=現在の仕事「就労継続支援B型パート職員」

となったのです。

正社員ではなく、パートタイマーという働き方を選んだ理由は、「家事・仕事・育児のバランスが無理なくできること」と「朝の時間が慌てずに出勤でき、夕方も遅くまで拘束されないこと」という条件を考えてのことです。
パートだと、平日にお休みがあるので、平日でないと出来ないことが出来たり、子どもたちが学校や保育園に行けば「自分の時間」が取れるからです。

転職後の今思うこと

医師の勧めでA型で働いた時間は、とても意味のある一年だったと思います。
あの一年があったから、今の仕事が出来ているし、生活も改善されました。

そして、B型の職員は、自分に合った仕事だと思います。

今の職場は、子どものことにも理解があるし、自分のことに関しても理解してもらえます。
子どものことでも相談できるし、障害者の生き方、障害児の育てることに関する学びもあります。

私は今回の転職では、自分がA型の利用者だったことも、ADHDの診断が出ている事もオープンにして採用してもらっています。
ここに関しては、色んな考え方があると思います。
私は、何か自分が仕事上で迷惑をかけた後に、障害のことを伝えるのは嫌だったので、面接時にオープンに話しました。それでも採用してくれる会社で働きたかったので。

発達障害で仕事をするというのは、色んな問題があります。
だからこそ、自分の特性✖️価値観✖️条件✖️得意や興味が活かせる仕事を選ぶべきかなと思います。

軽度ADHDでちょっとポンコツな私でも、条件に合う、誰かの役に立てる仕事に巡り会えました。
現代は転職が当たり前、人手不足の時代。
この記事を読んでくれたあなたがもし、仕事のことで悩んでいたら、
この世界のどこかに、自分に合う働き方、職場があると信じて、自分の特性や価値観と向き合うところから始めてみてください。
この世に役に立たない人なんて一人もいないはずですから。

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