SNSを見ていると、障害児育児をワンオペでやっているママの悲痛な叫びをよく目にします。
その度に、私は共感するし、胸が痛みます。
私も天ちゃんが保育園の時、自分が精神的に病んでしまう一歩手前まで頑張りすぎた経験があります。
仕事の後、どうにも家に帰りたくなくて、車で誰もいない海を見ながら泣いた事が何度もありました。
泣いて気持ちを切り替えて、保育園にお迎えに行きました。
頑張りすぎて、家で過換気症候群になり、救急車で搬送されたこともありました。
今でも頑張りすぎてバランスを崩しそうになる事があるけれど、今はあの頃の経験から、息の抜き方が少し上達したのだと思います。
だからこそ、思う。
健常児のワンオペだって大変と嘆かれるこの社会で、障害児育児のワンオペには限界があると思います。
障害児育児のワンオペは、親の方が悩み、疲れ果て、病んでしまいます。
ましてや、障害児育児+ワーママは、本当に心身ともに限界がきます。
ただ、個人的には体力的にはキツイけれど、働きに外に出るという事自体が、気分転換にも、金銭面の不安を軽くする目的もあり、一長一短でもありますが。
障害児育児を頑張っているパパ・ママへ伝えたい。
毎日本当にお疲れ様です。
自分で自分を褒めてください。
あなたのその頑張りは、愛がないとできない事です。
そして、世の中の使えるものは何でも使って一瞬でもいいから休んでください☆
我が家の場合
我が家の夫は、育児に積極的でもないけれど放棄もしていません。
妻の私からすれば、微妙な関わり具合です(苦笑)
自分なりに模索してやっているのだと思いますが、育児の方ではなく、私をサポートするという事なのでしょうが、たまーに夕食の片付けをしてくれます。
それ以外には、休みの日に子どもたちを遊びに連れて行ってくれます。
樹はお父さんと2人でも大丈夫ですが、天ちゃんは私なしにお父さんと出かけることは拒否します(困りごとです)
夫の日常生活の中の育児に関する手助けは、ほとんどありません。
理由は、仕事と子どもたちが「お母さんがいい」と言うこと、義母が同居しているから。
夫の代わりに、夫の母、私からすれば義母が育児を助けてくれています。
家庭での私の支援者
学校や保育園の送迎も、習い事の送迎も含め、日常生活のほとんどがワンオペです。
お風呂も、トイレも、身繕いも、寝かしつけも全部です。
それに家事もやらないといけません。
そこで、家の中での朝晩の子どもたちのお世話を義母が手伝ってくれます。
世の中には「親ガチャ」なんてちょっと悲しい言葉がありますが、私は義母に失礼ながら「姑ガチャ」というものがあるとしたら、当たりだったのでしょう。
私は、どちらかといえば、子どもと遊ぶのはあまり上手な方ではありません。
でも、義母はとても上手で、毎日子どもたちの遊び相手をしてくれます。
優しくて、子どもたちにも滅多に怒りません。
私は、家事・育児・仕事で毎日いっぱいいっぱいで、子どもたちにキレては、やってしまった…と凹んでいるのに、子どもたちに怒らずに接する事ができる義母はすごいと感心します。
天ちゃんが保育園の時、私は朝の出勤時間が早い仕事でした。
義母は私に代わり、登園拒否で泣き喚く天ちゃんを抱えて保育園バスに乗せてくれていました。
さすがに、天ちゃんが登園拒否でバスのお迎え時間がギリギリになり、慌てて抱いて走りながら転んで負傷したと帰宅して聞いた時は、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
天ちゃんは小学生になりました。
夏休みなどの長期休暇の時は、義母が私の代わりに天ちゃんを放デイに送り出し、私が仕事から帰る前に迎え入れてくれています。
学校があるときも、週に1回放デイをお休みする時は、私の代わりに迎え入れたり、帰りが遅いと様子を見に行ったりしてくれています。
私には、義母という支援者が居て仕事に行けるので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
とはいえ、もちろん嫁と姑ですから気は遣うし、反りが合わない所ももちろんあります。
支援のために同居して、同居してみたら嫁姑問題まで抱える事になったら本末転倒(笑)
近くに理解あるご両親がいらっしゃれば、一時的に子どもを預かってもらって休むが一番いい距離感と方法なのかもしれません。
それから、家庭内に協力者、支援者がいないというのはとても辛く大変だと思います。
もし、パートナーに任せきりの方がいたら、絶対に手伝ってあげてください。
そのパートナーが倒れたら困るのはあなたです。
任せきりにしていると、いざという時、急に代わってお世話する事には、かなり無理があります。
こんなこと言ってますが、我が家の夫もきっと私が倒れると困るでしょう(笑)
社会的な支援者
次に、私が社会的に支援してもらっている(支援してもらっていた)人を紹介します。
①市の療育施設の先生方
天ちゃんが1歳半検診、3歳児検診と2度目に引っかかったときから、市の心理相談・療育に行きました。
そこでは、週に一度、発達心理士の先生や保育士の先生が天ちゃんと話したり遊ぶ様子を見たりして、アドバイスをくださいました。そして、発達検査をし、療育へ行くことを勧められました。
その結果、療育施設に入るために検査を受けに病院を受診して診断を受けました。
ちなみに、この時点で天ちゃんは4歳。
発達検査をしようと何度か試みましたが、検査道具で遊ぶ、先生に関係ないことを話続け、検査が前に進まず、検査不能(苦笑)
今思えば、1歳半で心理相談を勧められた時に行っておいてもよかったのかもしれないと思います。
その方が、天ちゃんはもちろん、私自身の気持ちが楽になっていたかもしれません。
公共施設というのは、自分が払った税金で成り立っていると思えば、利用しない手はないと思います。
私が暮らす街の施設では、保育士経験のある方や、発達心理士の先生が対応してくださり、相談すればアドバイスをもらえました。
最終的に、療育施設を利用する際に必要な「利用計画案」を書いてもらう相談支援事業所や、療育施設などを紹介して頂きました。
天ちゃんが診断を受けるまでのお話はこちら↓
②保育園の先生方
保育園で天ちゃんは、特に問題行動があったわけでは無いけれど、他の子と交わろうとしない子でした。
男の子だけど、女の子と「ままごと」して遊ぶ方が好きな子。
あまり喋ることもしませんでした。
家では機関銃のように頭に浮かぶことを喋り続けるのに。
プールの時間と運動会の練習が大嫌いで登園拒否もあり、泣き喚く天ちゃんをそのまま預けたことも多々ありました。
週3回の療育の日は、保育園に送っておけば先生が療育の先生に引き渡し、お昼にまた保育園で受け入れて夕方まで預かってくださいました。
天ちゃんを5年間も受け入れてお世話してくださった保育園の先生には尊敬と感謝しかないです。
障害のある子でも拒否されず、ちゃんと個別に対応してもらえたことは、本当に有り難かった。
世間では、拒否される保育園や幼稚園もあるようなので、園との相談が大事ですね。
また、保育園や幼稚園では、「一時預かり」「一時保育」を利用できます。
なかなか保育園に入れなくて親が休めない…そんな時は、一時預かりを利用して休むというのも良いと思います。
一時預かりで保育園の先生方と仲良くなれば、育児の色んな相談もできるかもしれません。
③小学校の先生方
天ちゃんの小学校は、校長先生が支援教育のエキスパートで、支援学級の先生たちの相談を受けながら、支援学級の児童にも声を掛けて校長先生も一緒になって支援してくださっています。
1年生、2年生と担任は変わったけれど、どの支援学級・交流学級の先生も、天ちゃんの得意を伸ばすこと、楽しく学校生活を送る事ができるよう懸命に考えて支援してくださっています。
なので、今のところ学校の事で気になる事があれば相談し、校長先生、交流級担任、支援級担任が一緒に考えてくださいます。
この先も良い先生に巡り会えるのか…それは天ちゃんの運次第(笑)
天ちゃんが不登校になってしまうと、天ちゃんだけでなく私の生活も一変します。
不登校=仕事に行けなくなる=収入と気分転換が厳しくなるのです。
楽しく通ってもらうためには、どんな先生に出会うか、子と先生の関係性、親と先生との関係性はかなり重要です。
③療育の先生方
天ちゃんの支援、親の支援の意味で助けられているのは、療育の先生方。
私も懸命に発達障害や支援の仕方など日々勉強していますが、迷ったり、悩んだりすることも多いです。
そんな時、療育の先生に相談すると、思いもよらなかった良い方法を教えてもらえたり、学びになる答えも多く、一緒に考えてくださいます。支援具も作って提案してくださったり。
日々、尊敬と感謝です。
そして、天ちゃんが放デイへ行ってくれる土曜日は、夫と義母に樹をお願いして私が一時的にでも休めるので、本当に有難い存在です。
この他にも、私はまだ利用した事がないですが、児童福祉施設や障害者福祉施設などへのショートステイ(短期入所)も利用できます。
余談ですが、私の働く就労支援B型事業所でも、グループホームへの短期入所を利用している人もいます。大人になると、そういうところへ短期で行かせて、自立の練習をすることも大事だと学びました。
④同じ発達障害をもつ子を育てる先輩や友人
この同じ発達障害を持つ子を育てる先輩や友人の存在は、本当に大きかったです。
療育施設へ行く時に必要な手続きや、施設選びで気を付けることなど、事あるごとに相談しました。
自分が精神的にキツくなった時に話を聞いてもらっています。
天ちゃんが登校拒否になりかけた時も、アドバイスをもらいました。
先行く先輩や同じように頑張る友達を見つけることで、不安やストレスが解消されることも多いです。
私の場合先輩や友人いますが、職場が放デイと就労継続支援B型を経営しているので、職場でも相談できたり、色んな情報ももらえるので、稼いで相談も出来て、福祉の情報ももらえて一石三鳥です(笑)
大事なのは支援者とのコミュニケーション
ここまで読んで、結局は私や天ちゃんが運良く、良い支援者に巡り会えたからなのだと感じる方が多いかもしれません。
ですが、もちろん、これまでに残念ながら反りが合わなかった支援者の方も一定数います。
相手に不安を感じたり、納得できないところがあれば、私はそれを伝えてきました。
実は、私はコミュニケーション上、特に「負の感情」を伝えるというのが大の苦手です。
どちらかと言えば、言われたことをそのまま飲み込んでしまうようなタイプ。
私の特性で、お喋り好きだけど、その場で考えをまとめて伝える事がとても不得手なのです。
だけど、全ては天ちゃんのため、自分のためです。
苦手というだけで、逃げてはいられません。
結局大事なのは、コミュニケーションなのだと思います。
自分が何に悩んでいるのか、困っているのか、気になっているのか、何が辛いのか、伝える事ができるかがまず大事だと感じます。
天ちゃんのことに関しては、いつも観察していて、気になる事があれば関係する人に投げてみます。
ずっと一人で考えるのではなく、ある程度考えたら誰かに共有して意見をもらう。
それが、私なりの障害児育児のストレスを減らす方法の一つです。
まとめ
障害児育児をワンオペで頑張っているママ・パパ。
健常児のワンオペでも大変なのに、ワンオペで障害児育児をすることは、ハッキリ言って無理です。
無理をすると、あなたが倒れてしまったり、虐待に繋がることもあります。
あなたが倒れて困るのは、懸命に育てている我が子です。
虐待にまでなると、自分と家族だけの問題ではなくなります。
だから、無理せず休んでください。
家族や親類、友人、社会の中にあるサービス、使えるものは何でも使って休んでください。
あなたが元気で、笑顔でいられることが、子どもにとって何より大事だから。
どうしても誰も話を聞いてくれる人が見つからなかったら、コメントください。
私が、辛い気持ちの受け止め役くらいはできますから。
スキマ時間のリラックスタイムには、一杯のコーヒー。
朝は、母親から仕事モードへの切り替えに一杯。
仕事帰りの車の中で、支援員から母親モードへの切り替えに一杯。
本当はドリップコーヒーが好きだけど、忙しい時はお湯注ぐだけで出来るインスタントは有難い。
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