2度目のコロナ感染で絶賛「隔離生活中」のねこやまです。
回復してきましたが、なんか体がまだダルいし、頭がぼーっとしちゃってます。
熱はなく、それなりに元気です。(ブログ更新できる元気あれば上等ですね👏)
隔離生活の時間って・・・できることが限られます。
基本部屋から出られないし、体力も落ちてますからね。ε-(´∀`; )
なので、部屋に積み重なった、読みたくて買った本を堪能する「至福の時間」に変身させてみようかと思い立ちました。
その中でも、しんめいPさんの「自分とか、ないから」がめちゃくちゃ面白かったのでご紹介します。
東洋哲学の話なんですが、こんなに面白く、分かりやすく書けるなんて、と感心しちゃいました。
著者の「しんめいP」さんは、東大卒のスーパーエリート。
難しいことを分かりやすく噛み砕いて説明できる人=本当に頭のいい人
なんだと日頃から思っている私からすると、彼は本当に頭のいい人なんだろうと感じました。
著者のしんめいPさん、なかなか紆余曲折の人生を歩んでいらっしゃいます。
ご本人曰く、18歳で東大合格した時に人生のピークだそうで、
大学卒業後に入った大手IT企業を退社。
→鹿児島のある島に移住するが事業で失敗して退職。
→一発逆転を狙って芸人になるもR-1グランプリ1回戦敗退で引退。その間に結婚、離婚を経験。
こんな感じで人生で色んな挫折を繰り返し、32歳で無職に。
実家の布団の中から出られなくなった引きこもりの”こじらせ男子”になってしまった模様。
布団の中で「虚無感」に襲われ、西洋哲学書を読み漁るも、余計にこじらせかけたそうで。(笑)
そんな彼を救ってくれたのが「東洋哲学」だったのです。
読み終えてますます「東洋哲学」に興味津々の私は、こんな面白い経歴の人が、こんなに分かりやすく解説してくれる哲学エッセイを紹介しないわけにはいきません!
人生に悩んでいるあなたにオススメの一冊です。
この本を知ったキッカケ
この本に出会ったキッカケは、大好きな“ラジオ”でした。
大好きなラジオ番組「こんまり 近藤麻理恵のときめきラジオ」の中で、こんまりさんが紹介してくれたことがキッカケ。(このラジオのことも後日お話する予定♪)
ラジオで紹介されているのを聞いてピンときた!
すぐに調べて、メモ_φ(・_・
Amazonで「ほしい物リスト」に入れておくというメモ法ですけどね。
田舎暮らしの私が、美容室行くために繁華街に出た時に本屋さんで立ち読みしてから購入。
話を聞いて本当にこれは欲しいと感じた本は、あえて“ネット通販”ではなく、実際に本屋さんで手にとって中身を確認してから本当に欲しいと感じるか確かめてから買うのが、ねこやまの流儀。
少ないお小遣いを何に使うか考える時間稼ぎでもあります(笑)
本屋さんでパラパラとめくってみると、まず読みやすい。
そして、笑えるし、分かる分かる!と頷ける。
何より続きを家で読みたい!
これは良い!買おう!
時間をかけて読んだ
繰り返しますが、この本はとても読みやすく分かりやすいです。
哲学って難しそうと思う人でも、この本結構厚いじゃん!と思う人でも、大丈夫!笑いながら読めます。
私は、買ってはみたものの、読書する時間がなかなか作れず、少しずつしか進めませんでした。
時間さえあれば一気に数時間で読み終わらせそうなくらい、分かりやすく、面白い、めちゃくちゃ興味ある東洋哲学の話なのに。
ブッダ、龍樹、老子、荘子、達磨、親鸞、空海、と魅力的な人々のラインナップ♡
完全に余談ですがーー
私は誰かが「プレゼントに何か欲しいものある?」
なんて聞いてくれることがあったなら即答できちゃう。
手塚治虫先生の『ブッダ』全巻
私は、神社仏閣が大好きで、仏像好き。
ブッダのことを詳しく知りたい。
しかもできれば、手塚治虫先生の「ブッダ」で知りたい。
あの手塚先生の世界観で学びたい。
だから、あえて他の本で詳しく学んだことがないという変なこだわり。(笑)
自分で買おうと思えば買えるんですが、子ども達に雑な扱いをされたくない「神聖な本」と思っているので、子ども達がもう少し成長するまで、我慢の母なのであります。
(夫のコレクション「美味しんぼ」全巻は子どもたちに結構やられているからです。笑)
ん?あれ?あれれ?
「自分とか、ないから」でブッダのこと読んでるじゃないかって?
大丈夫!私の知っているブッダの生涯+私の知らないブッダの哲学と解説しかなかったから。(笑)
というか、それを読んだからますます、手塚先生の「ブッダ」が読みたくなりました。
話を戻してー
頭の片隅に、「自分とか、ないから」の続きが読みたい・・・ウズウズしながらもワーママは忙しく(T ^ T)
たまに5分ずつしか進みませんでした。
それが、この2回目のコロナ感染で隔離生活になったもんだから、一気に読み終わりました(笑)
勝手に親近感を抱いてきた人――親鸞
「親鸞」という名前は、学校で習った記憶がある方も多いと思います。
浄土真宗を開いた人物ですね。
私は長年、親鸞に勝手に「親近感」を抱いていました。
理由は単純――誕生日が同じだからです。(ねこやま、単純な人間です笑)
ネットで「同じ誕生日の有名人」を検索したときに、親鸞の名前を見つけて大興奮。
だって、歴史に名を残す超有名なお坊さんですよ!
お寺好きの私にとって、「そんな高名な方と同じ誕生日だなんて!」と強烈なインパクトでした。
ただ、ちょっと残念だったのは、実家のお寺の宗派が浄土真宗ではなかったこと。
日本で一番多い宗派だと聞くのに、うちは違うのか〜と肩を落とした、若かりし日のねこやまでした。
…と、話が横道にそれましたが――
『自分とか、ないから』の中でも親鸞が紹介されています。
親近感を抱いていたわりに、実は詳しく知らなかった親鸞。
この本で初めて、京都生まれで、9歳にして比叡山のトップに認められたスーパーエリートだったことを知りました。
しかも、あの一休さんが「天下一」と認めたほどの哲学を持ち、
「ダメなやつほど救われる」という思想を自らの行動で体現。
お坊さんに御法度の結婚をしたり、逮捕されて流罪になり、そこでさらに覚醒したり――もう規格外です。
エリート僧でありながら、なんだか親しみやすく感じてしまうのは私だけでしょうか?
私はすっかり親鸞に興味を持ってしまい、今度は巻末で紹介されていた関連書籍も読んでみようと思っています。
最後まで読んだら夢があった
この本を最後まで読み終えたとき、すごく「夢のある話だなぁ」と感じました。
なぜなら、この本の始まりは、しんめいPさんが「note」に書いた一つの記事だったからです。

この記事が話題になり、出版社の目に留まって、ついには出版に至ったのだとか。
無職から作家へ――まさにドラマのような展開ですよね。
ブロガーである私にとっても、とても夢のある話です。
私自身、作家になりたいわけではないけれど、もし自分が書いたものが本として世に出る日が来たら…と想像するとワクワクしてしまいます。
やっぱり憧れちゃいますね〜 o(≧▽≦)o
まとめ
この本は、
第一章 無我ーブッダ
第二章 空(くう)ー龍樹
第三章 道(タオ)ー老子・荘子
第四章 禅(ぜん)ー達磨
第五章 他力ー親鸞
第六章 密教ー空海
という構成になっています。
この本を読み終えて感じたことは、聖人と呼ばれる人たちは、みなそれぞれに独特の個性を持っているということ。
共通するのは、枠に収まらない破天荒さ。
でも、どの聖人もやっぱり魅力的なんです。
この本のおかげで、ますます東洋哲学に興味が湧きました。
そして、「人生で悩んだ時、疲れた時に開きたい本」が、また一つ増えたなと感じています。
第二章の空(くう)ー龍樹の話に出てきた言葉。
「この世界は全てフィクションである。」
この言葉が頭に残り、何度も反芻したくなる。
まだまだ誰かに説明できるくらい理解できるまでには、繰り返し読み返す必要がありそうです。
この本に出会えて良かった。
確かに、東洋哲学に出会ったら「本当の自分」とか、どうでもよくなったから。
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