こんにちは、ねこやまです。
あっという間に夏が終わり、、と言いたいところが残暑厳しく。
秋の気配が牛歩のように。。。早く涼しくな〜れ!と願うばかり。
秋の虫の声が聞こえてきた〜と思ったら、、
「お母さん、あのね、天ちゃんね・・・」と、
秋の虫の声など聞かせてはくれない、天ちゃんのお喋りは止まりません。(笑)
そう、自閉スペクトラム症+ADHDの天ちゃんは帰宅するとお喋りが止まりません。
きっと発達障害の子で、お喋りできる子のご家庭は同じような事があるのではないでしょうか?
今回は、天ちゃんのお喋りが止まらないのはなぜ?
母さんの視点で感じ、考えたことを綴ってみようと思います。
喋り続ける天ちゃん
まず、我が家の長男・天ちゃんのことを簡単にお話しますね。
5歳の時に自閉スペクトラム症の診断を受けました。
ADHDの診断は受けていませんが、病院で先生とは「ADHD特性もあるね」と確認出来ています。
そして、境界知能。
公立小学校の支援学級に在籍しています。
学校のあとは、週4で放デイに通っています。
👉天ちゃんのこと詳しく知りたい方はこちらの記事へどうぞ
[経験談] 発達障害|1歳で違和感、5歳で診断された長男の発達の記録
さて、そんな天ちゃん、よく喋ります。
本当によく喋ります。
定型発達の子でよく喋る子は、その日の出来事とか、気になったことなんかを喋ると思います。
でも天ちゃんは違います。
自分の知識、疑問、思い出したこと、創作したお話、愚痴、不満まで!頭に浮かんだことが次々に出てきます。
本当に、毎日マシンガントーク!!。
例えば、こんな感じ。
「天ちゃんはね、パンの作り方知ってるよ。小麦粉を計って、バターとイーストと・・・」
と、自分の知識を話し出し、
やっと終わったかと思えば、
「なんで、信号は赤で渡っちゃいけないの?」
と全く何の脈絡もない話に飛ぶ。(笑)
これも疑問を投げかけているようで、実は自分が答えをわかっていることしか言わないで、答えを確認したいようです。毎回できるだけ同じ答えが返ってくることを好みます。
そして、また話が飛んで、、
「なんで、〇〇先生は学校の廊下を走りません、歩きます!って言うの?」
一見疑問を投げかけているようで、答えを確認したい&注意されて納得いかない不満を聞いて欲しい場合の投げかけが続きます。
こんな天ちゃんですが、よほど難しい言葉を使わない限り、質問に対する答えは返ってきます。
そして、言われていることもおおよそ理解できます。
いわゆる「オウム返し」は、小さい頃だけでした。
ブツブツと小声の独り言はあります。
なので、なんとかコミュニケーションは取れます。
それから、天ちゃんは公私を使い分けていて、マシンガントークはもっぱら大人相手です。
家族、学校の先生、放デイの先生にだけです。
お友達には言いません。必要以上に喋りません。
言う相手を選んでいることが、凄いなぁ〜と感心するばかりです。
母さんの考察
※これはあくまで、我が家の天ちゃんの場合の話です。
元々、コミュニケーションが苦手なのは自閉スペクトラム症の特性の一つですよね。
知識を話すときの天ちゃんは、いわゆる「自閉っ子あるある」として聞いています。
一方で、「疑問型」で話しかけてくることについては、私はこう考えています。
天ちゃんはおしゃべりで心の安定をはかっているのではないか、と。
天ちゃんは不安感が強く、怒られる・注意されるのがとにかく苦手です。
だから、相手が必ず返事を返してくれる「疑問の形」で話すことで、安心感を得ている。
さらに、すでに自分が答えを知っていることを確認することで「安心」を強めているのだと思います。
創作のお話はとても長く、展開が早いので、ついていくのは正直大変です。
ニュースや学校、放デイでの出来事、家族の会話──そこから湧いたことが次々に重なって、話の材料がどんどん増えていきます。
時々、それが「本当にあったこと」なのか「空想」なのか判別がつかず悩むこともありました。
毎日こういう状態なので、私もすっかり慣れっこになっています。
でも、話が飛びすぎると頭がついていけない瞬間があるのも事実です(笑)。
基本は天ちゃんなりのコミュニケーションだと受け止め、耳を傾けます。
ただし正直に言うと、疲れている時や忙しい時にものすごい勢いで話されると、話の内容が頭に入ってこないことがあります。
ここだけは、天ちゃんには内緒です。(ごめん、天ちゃん)
お兄ちゃんのこと、分かってくれるかな?
こんなお兄ちゃん流のコミュニケーションを、5歳になった樹は最近ちょっと不思議に感じているようです。
ある日、樹がポツリと漏らしました。
「お兄ちゃんって、当たり前のことを何回も聞くね」
……ですよね?そうですよね?そう感じて当たり前でしょう。
同じことを何度も繰り返し聞く。
それは、他のお友達とは違うところ。だから不思議に思うのも自然なことです。
でもね、それがお兄ちゃんなんです。
それをしないと気持ちが悪いのも、お兄ちゃんなんです。
きっと1年生になったら、支援学級の存在や意味を理解する日が来るでしょう。
その時に初めて、私は樹にお兄ちゃんのことをちゃんと話してあげたい。
そして、少しずつ理解してくれたらいいなと思っています。
まとめ:止まらないおしゃべりは、彼なりの会話
発達障害の子に見られる「止まらないおしゃべり」。
繰り返し同じことを言ったり、質問が止まらなかったり、長い創作話を次々に語ったり──支える側は大変なことも多いです。
でも、それが天ちゃんなりのコミュニケーションの取り方であり、立派な「会話」だと受けとめられたら、否定することはできません。
聞いて、答えるだけで、天ちゃんは安心を得て不安やストレスを解消できます。
話を聴いてほしいという欲求は、誰にでもあるものです。
もちろん、忙しかったり疲れていたりして、どうしても余裕がない日はあります。
そんなときは正直に「ごめんね、今日はお母さん余裕がないよ」と伝えます。
聞く側にも時間と心の余裕が必要だと、少しずつ分かってほしいからです。
いつか、天ちゃんが自然体でマシンガントークを楽しめて、いい意味で笑って一緒に盛り上がってくれるお友達が一人でもできたらいいなと願う、母です。
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