こんにちは、ねこやまです。
今回は、久しぶりに“読書好きねこやま”として、オススメの1冊をご紹介します。その本のタイトルは
『大切に抱きしめたい お守りのことば』(松浦弥太郎・著)
この本を購入してからというもの、私はまさに“お守り”のようにバッグに忍ばせて、いつも持ち歩いていた時期がありました。
スキマ時間や移動中、ちょっとした合間にエッセイをひとつ読むだけで、
その日が少しやさしくなったり、自分の心がすっと落ち着いたりする──
そんなふうに、私にとって心の支えになってくれる本です。
今日はそんな松浦弥太郎さんの『大切に抱きしめたい お守りのことば』の魅力を、少しでもお伝えできればと思っています。
出会いのきっかけ
この本と出会ったのは、以前記事にも書いた「日記帳と手帳」を買いに書店を訪れたときのことでした。
文庫本手帳の並びにふと目をやると、目に飛び込んできたのが『お守りのことば』というタイトル。
「ん? お守りの…ことば?」
そのやさしげな響きに惹かれて、手に取ってみたのが最初の出会いです。
私は「言葉」というものが、昔からとても好きです。
パラパラとページをめくると、そこには松浦弥太郎さんのやさしくて、あたたかくて、
じんわりと心に沁み込んでくるエッセイの言葉たちがありました。
「これは、いい!」と直感的に思って、文庫本手帳と一緒にお家へお持ち帰り。
帰りの電車の中でページをめくりながら、松浦さんの言葉の世界にしばし心を委ねて──
とても静かで、穏やかで、幸福な時間だったのを今でもよく覚えています。
心に残った“お守りのことば”たち
この章では、私が読んでいて心に残った「お守りのことば」をご紹介します。
*「手伝ってください」と言う*
これは、私が常々思っていながら、なかなか口に出せない言葉です。
私はつい、なんでも1人で抱え込んでしまったり、無理して頑張ってしまうタイプ。
「困っています」と自分の弱みをさらけ出す勇気と、「手伝ってください」と人のアイディアや力を借りる柔軟さがある人が、本当に強い人ではないでしょうか?
松浦さんのこの問いかけに、私は深く頷きました。
自分が「困っています」と言われた立場なら、きっとできる範囲で助けたいと思います。
それと同じように、きっと周りの人たちも、声をあげれば手を差し伸べてくれるはず。
そう信じて、私も少しずつ「頼れる強い人」になっていきたいです。
あなたは、「手伝ってください」と言えていますか?
*話し上手より聞き上手に*
この言葉、きっとどこかで耳にしたことがありますよね?
私も大学時代、カウンセラーの基本姿勢として「傾聴」を学びました。
ADHD特性のある私は、以前の記事でも書いたように、ついうっかり言ってしまうことが多々あるタイプ(苦笑)。
かといって、決して話し上手というわけでもありません。
そんな私にとって、「聞き上手」はまさに憧れ。
日常の中で聞き上手な人に出会うと、つい喋りすぎてしまいます。
心と耳を傾け、相槌をうつだけで、人とつながれるのが聞き上手です。
聞き上手はまた感動上手です。相手のなんでもない言葉から、きらりと光るもの、あたたかいものを見つけ出しましょう。
素直な心と謙虚さがあれば、誰でも「聞き上手」になれます。
音を拾いやすく、集中しにくい私ですが、少しずつ「聞き上手」に近づいていけたら…と思っています。
あなたは、「話し上手」ですか? それとも「聞き上手」でしょうか?
*頭ではなく、心で。*
松浦さんは他の著書でも、「頭ではなく心で考える」ことの大切さを語られています。
私自身も、つい心で感じたことを無視して、頭で合理的に考えてしまうことがあります。
その結果、「あの時ちょっと胸がざわついた」「本当はイヤだったのに」と後から思い返して後悔することも。
自分にふさわしい道を選びたいのなら、人を喜ばせたいのなら、世の中の役に立つ生き方をしたいのなら、意思決定は心でしましょう。
途中までは頭で計算し、理性的に考えたとしても、最後の最後は心に委ねて決断をする。
それが納得のいく決断の秘訣です。
私はこれを読んで、「もっと自分の感覚を信じよう」と思えました。
あなたは、頭ではなく心で決めることができていますか?
私の心に残った言葉を3つご紹介しましたが、いかがでしたか?
この本には、もっともっとたくさんの「お守りのことば」があります。
きっと、私の心に残った言葉と、あなたの心に響く言葉は違うはず。
ぜひ、あなた自身の「心のお守り」を探してみてくださいね。
言葉を大切にするということ
最近、ギャングエイジと呼ばれる小学3年生になった長男・天ちゃんの言葉遣いが少し荒れてきて、注意することが増えました。
自閉症、ADHD、境界知能の特性を持つ天ちゃん。よく「チクチク言葉」と呼ばれる言葉の一つひとつが、彼にどこまで伝わっているのか、母である私にも分からないことがあります。
でも、「クソが」「死ね」「ウザっ」といったような、耳にするだけで嫌な気持ちになる言葉は、やっぱりしっかり注意します。
それは、彼の特性を踏まえたうえで、何気なく発した言葉が、自分を苦しめる結果になってしまうこともあるからです。誤解されたり、損な役回りをしたり――。そんなふうに、天ちゃんが困ることのないようにと願ってのことです。
言葉は、ときに人を傷つけたり、苦しめたりします。
でも同じくらい、言葉は人を励まし、温め、喜ばせ、笑顔にする力も持っています。
私は、子どもたちには――
思いやりのある、あたたかくて優しい言葉を使う人になってほしい。
そう願っています。
…と、ここまで書いておいてなんですが、
母である私がキレたとき、ヤンキー口調で豹変してしまうのは反省ポイントです(笑)
まとめ:言葉は、あなたを守ってくれる
今回は、松浦弥太郎さんの『大切に抱きしめたい お守りのことば』をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
この本の「おわりに」の章で、松浦さんはこんなふうに綴られています。
あなたが日々の暮らしの中で、ちょっと心細くなったり、気持ちがざわざわしたり、それこそ独りぼっちの気持ちでいっぱいになったとき、友達と語り合う気分でこの本に手を延ばしてもらえたら、もしかしたら、この本がくすり箱のような存在になれたらと思うのです。
この一節を読んで、私は、自分がブログを始めたきっかけと重なりました。
私の経験や言葉が、誰かの気持ちにそっと寄り添うことができたら――
そんな思いからこのブログを続けています。
だからこそ、松浦さんのこの想いには深く共感できました。
この本が、そして私のこのブログが、
元気なときも、落ち込んだときも、どんな時もあなたのそばにも寄り添える存在でありますように。
そして、“あなたの心をそっと支えてくれる「お守りのことば」” が、きっと見つかりますように☆
最後まで読んでくださってありがとうございます♪
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コメント
こんにちは😃本みたいに上手くいけば苦労しませんけどね!でも参考になるならいいと思います。
マルサの男さん、こんにちは。
おっしゃる通り、本に書いてあるようにはいかない事もありますね。
私にとってこのタイプの本は、自分とは違う視点や考え方で見ている人の世界が、自分の気づきや学びになるという感覚です。
その気づきこそが自分が抜けていたり、見えていなかった事だったりして、楽しいのです。
これからも、本からの気づきを楽しんでいきたいと思います😊