言いたいけど、言えない|発達障害かもしれない子を前にした時の葛藤

日本の初夏の田園風景 こころの気づきノート
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こんにちは、ねこやまです。

次男・樹が小学校へ入学して、天ちゃん1人だった時よりも学校へ行く機会がグッと増えました。

そんな中で気になることがあります。

それは、授業参観などで様子を見ていると、“この子、何かあるんじゃない?”と、
親御さんには言えないけれど、何らかの障害を疑ってしまう子がチラホラいるような気がするんです。

もちろん、誰にでも発達障害に近い特性は多かれ少なかれあると言われています。

だけど、先生の指示に全く耳を貸さなかったり、注意されても平気。
登校中の道路も、車が来てるか確認するかしないかのうちにフラーっと出て反対側に渡ってしまう。
相手の話は聞いておらず、一方的に話すことが多い。
学校から帰っても、じっとできずに毎日のように、雨でも外に出て遊ぶ。

発達障害児を育ててきて、そしてB型事業所の支援員として働いてきて、
色んな子どもを見ていて“ん?気になる…支援員が必要では?でも、私の口からはその疑いについては言えないよなぁ〜”と葛藤することが時々あります。

今回は、そんな気になる子に出会った時の葛藤についてお話してみます。

気になってしまう私

学校へ行く機会が増えて気になるようになった子がいます。
ここでは、Aくんとします。

そのAくん、次男・樹が入学したばかりのころ、我が家の子どもたちに付き添って学校へ向かっていると、時々一緒になりました。

彼は一人っ子だそうで、近所の上級生と一緒に登校するはずなんですが、マイペースなせいか集団より遅れて後ろからマイペースで歩いていました。

途中で樹や天ちゃんに話しかけてくるのですが、樹が答え終わるより先に、次の話が始まったりする。

かと思えば、急に走り出して、他の友達に声をかける。
そしてまたマイペースで、虫を捕まえに行ったりする。

そんな彼を一緒に登校する役の上級生が少し先で待っていました。

でもAくんは全く気にする様子なし。
待っている上級生は、うんざりした顔や早くしてよの顔。

さすがに見かねた私は、
「Aくん、お兄ちゃんたち待たせてるよ。急がないと。」
と声を掛けました。

すると「いいの、いいの」とやはりマイペース。

私は「ダメよ。人に迷惑掛けてるよ。怒らせてるよ。ちゃんと行かないと。」と再度促しました。

するとそれに対する彼の発言に驚きました。

「大丈夫よ。僕いっつも怒られてばかりだから平気。」

私はこの発言を聞き、発達障害児育児をしている母として、色んな障害を持つ人と接してきた支援員としての勘が働きました。

“この子、なんかあるんじゃない?だとしたら、早く適切な環境と対応が必要なんじゃないかな?”と感じました。

この子のことも、育てているママのことも、余計なお世話なんでしょうが心配になってしまいました。

でも、言えない…。

結局、学校へ一緒に歩いて行きました。
学校のすぐ近くまで来た時、Aくんは道の反対側にいる友達を見つけて声を掛けたかと思うと、車が来ているのも確認せずに道を渡ったんです。

私はビックリしてしまいました。
「道は車を確認して渡らないと危ないよ!」と声を掛けましたが、聞く耳は持ちませんでした。

後日、Aくんのママと顔を合わせることがありました。

なんとなく世間話でAくんの家での様子を聞いてみたり、ママの様子を伺ったりはしてみるものの、やっぱり自分が感じたことは言い出せない。

私自身もADHDの特性で、思ったことをつい口にして失敗した経験があるので、余計に慎重になってしまいます。

▶︎軽度ADHDの私が余計なことを言って失敗した話はコチラ👇
ママ友に余計なことを言っちゃった?ADHDの衝動性と向き合う私の反省と気づき。

私が自分の勘だけで、こんなセンシティブな話は角が立つといけないし、人間関係がこじれても困る。

だからやっぱり言えない…と、今も心に秘めたまま時だけが過ぎていくばかりです。

私の想い

Aくん本人にも、ママにも言えないけれど、私が思うこと。

それは、もしも発達障害だとしたら、少しでも早く療育へ通わせてあげて欲しいということ。

そして、そうすることでママも楽になれる部分があるよということ。

これは、発達障害児育児をしているママとして、自分も通ってきた道だから、本人とママの両方のために早くそうして欲しいと思うのです。

Aくんが言った一言。
「大丈夫よ。僕いっつも怒られてばかりだから、平気。」

発達障害のある子は、人一倍怒られることが多く、自己肯定感が下がりやすいのだと聞いたことがあります。
だとしたら、彼の将来が少し心配です。

そして発達障害のある子は、その特性から融通がきかなかったり、夢中になると切り替えが出来なかったりして、親も振り回されることが多いです。
だから、ママが精神的に疲れてしまわないかと心配です。

療育に通えば、子どもにとっては学びや自己肯定感を育てる時間になるし、ママは休む時間ができる。

Aくんとママにもそんな時間があった方がいいんじゃないかな?と勝手ながら思ってしまうのです。


私がこんな風に思うのは、天ちゃんを療育へ行かせて良かったと思っているからです。

ずっと天ちゃんと一緒にいると、楽しいこともあるけれど、エネルギーが凄まじいので、とても疲れます。
猛烈な勢いで喋り続ける天ちゃんに付き合うのは、一苦労なのです。
どんなに可愛い我が子でも、ストレスも溜まるんです。

天ちゃんと離れる時間があることで、自分の心と体をリセット出来る。
そして、自分が気が付かなかった天ちゃんのことを教えてもらえたり、発達障害児育児で悩んだことを相談できる。
天ちゃんも療育で楽しく学んだり遊んだりできる。

学校の先生も、療育に行っている子とそうでない子は違うとおっしゃっていました。

療育に通うということは、お互いにとって必要なものだと思うんです。
私は、天ちゃんを療育に通わせたことで、自分も助けられているし、天ちゃんの成長も感じられているし、学校と家庭以外の天ちゃんの居場所にもなっていて良かったことがたくさんあります。

だからAくんのママにも…そう思うけれど、言えない葛藤を胸に抱えたまま、時間だけが過ぎていきます。

まとめ

今回は、発達障害かもしれない子を前にした時の葛藤についてお話してきました。

私と同じように、“この子、なにかあるんじゃない?”と感じて、言いたいけど言えない葛藤をしたことがある方が、私以外にもいらっしゃるのでは?と思って記事にしてみたのですが、いかがだったでしょうか。

私には、こうしてブログに胸のモヤモヤを言葉にすることしか出来ません。
この記事が、同じように葛藤した経験がある誰かに、そっと届けば嬉しいです。


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